英語のリスニング-モゴモゴバスター-

今回は英語のリスニング教材としてお薦めしたい「モゴモゴバスター」についてご紹介します。

英語学習を続ける中で、徐々に力が付きTOEICなどの試験のリスニングはある程度できるけど、海外ドラマは聞き取れないという人は結構いるのではないでしょうか?また、仕事で共通の議題については殆ど理解出来るけど、カジュアルな会話になった途端、聞き取り力が落ちるなと感じる人もいるのではないでしょうか?今回紹介するモゴモゴバスターは、そんな悩みを抱える人にとって特効薬となり得る教材だと思うので、記事を読んで気になったらぜひ試してみてください!

【目次】
1.前提-自分のリスニング力と課題認識-
2.モゴモゴバスターとの出会い

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1.前提 -自分のリスニング力と課題認識-

listening problem mogomogobuster

私はイギリスに留学する前で、TOEICのリスニングパートで満点、IELTSのリスニングパートも平均的に7.5以上で調子が良ければ8.5程度のスコアがありました。NHK World Radioだと8割位、BBCとかCNNだと内容によりけりで、5~8割、海外ドラマや映画も内容によりけりで2~8割(好きなスターウォーズとかは8割)といった理解度の感覚でした。

そんな状態で、イギリスの大学院に留学しましたが、それでも最初の頃は授業の内容が殆ど分からない様な状態でした。(元々知識があるファイナンスの授業は8割方理解しているといった状態ですが、残りの授業は5割とか下手したら2割位と感じるものもありました。)UCLでは全ての授業が録画されていることもあり、最初の頃は予習と(授業を見返すことによる)復習にかなりの時間を割きました。予習は、扱う理論の背景などをまずは日本語のソースでさっと理解して前提知識を持った上で、課題の論文やエッセイを読み、理解を深めつつ専門用語を覚えていくということを行いました。結果的に、3か月くらい経過すると授業の内容は7~8割方は理解出来る様になりました。

元々、授業だと先生ははっきりと、そして会話よりは比較的にゆっくりと話すため、音が聞き取れないというよりは、単語の意味が分からない、そもそもの理論が理解出来ないことが、内容が理解出来ないことの原因だったのです。しかし、引き続きクラスメートとのグループワークや授業中のディスカッションで聞き取れないことは継続しました。また、海外ドラマの内容についても留学前と比べても余り進歩した感じはありませんでした。ここで、聞き取りの度合いについてもう少し整理してみると、

(理解度高い)<– グループワーク>>雑談>海外ドラマ –>(理解度低い)

といった様な序列になりました。グループワークの内容は授業の延長線上であり、こと授業の課題に絞って話す分にはあまり困りませんでしたが、グループワーク中のふとした小休憩の時間での雑談で、聞き取れない、何を言っているのか分からないということが発生しました。これはどちらかという表現(単語やイディオム)が分からないということに起因する場合が多かったです。他方で、海外ドラマ知らない表現や単語が原因で意味を理解出来ないということもありますが、それ以上にそもそも音が聞き取れていないということに気付きました。

整理すると、①単語やイディオムの知識不足、②そもそもの音が聞き取れないということの2点が自分のリスニングの妨げになっている原因だと分かり、この2点を改善することでリスニング力を向上させようということに思い至ったのです。今回は、その中から後者(音の聞き取り)を鍛えるお薦め教材を紹介します。

 

2.モゴモゴバスターとの出会い

listening mogomogobuster

そもそも音が聞き取れないような場合、どうやったらそれが聞き取れる様になるのかをGoogleで色々と調べていった所、スピーチや授業などの英語は聞き取れるのに、映画やドラマなど日常会話の英語が聞き取れないことの原因は、そういったフランクな英語の発音の変化を認識出来ていないことによるもので、それを訓練する方法を提供しているサイトを見つけました。それがモゴモゴバスターです。サイトの見た目はかなりチープというか、若干怪しい感じが漂っているのですが笑、サイトの説明を読んで目から鱗でした。(正に、私が訓練したい内容が提供されていたのです。)詳細はサイトに掲載されている説明を確認して頂ければと思いますが、端的に言えば「英語の省エネ発音について学ぶための教材」がモゴモゴバスターです。

モゴモゴバスターでは、中学や高校で習うような、またTOEICなどの試験で扱われる様な英語の発音を「よそ行き発音」と呼びます。これは、日本語でいう「です・ます調」でどんな時に使ってもまあおかしくないものです。一方で、ネイティブがカジュアルな会話で使用する発音を「モゴモゴ発音」あるいは「タメ口発音」と呼びます。この「タメ口発音」は学校や市販のリスニング教材では殆ど扱われないものの、海外ドラマ然り、ネイティブの日常会話では多用される発音です。そして、思っている以上に「タメ口発音」と「よそ行き発音」には乖離があるので、「タメ口発音」自体を意識的に学ばない限りは、音は聞こえてくるがそれが英単語と結びつかないので聞き取れないという事態が発生してしまうのです。以下にモゴモゴバスターのサイトに掲載されているサンプル音声を掲示します。試しにどれくらい聞き取れるのか確認してみて下さい。(私も最初は半分近く聞き取れなかったです笑。)


モゴモゴバスターでは、これら「タメ口発音」について、何故その様な音の変化をするのかのルール・理論を体系的に学びつつ、実際に音を聞いてシャドウィングすることで、確りと「タメ口発音」と単語との結びつきを付けるという内容で講義が提供されます。無料サンプルレッスンも公開されているので、気になっている方はまずはこちらの内容だけでも見てみる価値有りです。

ところで、気になるコストですが、計41回のレッスン教材が掲載された会員ページへのアクセスが$59(Paypayやクレジットカードで支払い)で提供されています。これは一度支払ってしまえばずっと使えるものです。少し高いと思われる方もいるかもしれませんが、それだけの価値がありますし、英語のリスニング教材を何冊も買うよりかは、ずっと効果的な学習教材だと思います。

最後にJudy Thompsonさんというカナダの英語教師のTED×Talksをご紹介して終わります。Judyさんはネイティブが何故ノンネイティブの英語を理解してくれないかの理由について大きく2つあると語っています。1つ目が英語がストレスに起因して発音される言語だということ、2つ目が(音によって繋がる)イディオムが多数あることだそうです。このスピーチを聞いたときに、私が最初にした課題認識の整理と一緒だと思いました。また、ストレスに起因して発音されるが故に綴りとしては全然正しく発音されていないのにも関わらず、ネイティブは何と言っているのか理解してしまうということが、子供がレストランでスパゲッティを注文するときを例に説明されていますが、この話を初めて聞いた時に、これは正にモゴモゴバスターが言っていることと一緒だなと実感しました。

◆スパゲッティの件は、1:29頃です。


私自身は、やっと41あるレッスンが1周終わるといった所ですが、レッスンを始めた頃よりは、ラジオや海外ドラマの英語がだいぶ聞き取れる様になってきたなと実感しています。更に何周かして完璧に音を定着させるまでの道のりは長いですが、今後も継続していきたいと思っています。

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ABOUTこの記事をかいた人

30代前半の元銀行マンです。(ハンズオン型の)投資家になりたいと考えています。その準備として会社を退職して、2019年9月から英国の大学院(University College London)で1年間Entrepreneurshipについて学びます(遠回りなことしているなと思われるかもしれませんが…)。金融関連や海外大学院留学にあたって得られた知識と、留学期間中に得られた知識の備忘録も兼ねて情報発信していければと思います。 【略歴】私大理系卒(物理学専攻)⇨国立大学大学院卒(社会工学専攻)⇨銀行勤務(M&A、資本政策)⇨グループ証券会社出向(エクイティ・キャピタル・マーケット)⇨英国大学院(MSc. Entrepreneurship専攻)⇨ヤフーギグパートナーの事業プランアドバイザー⇨宇宙系スタートアップのファイナンス担当者(現在)