UCL留学-大学院の授業(Term2)概要のご紹介

今回はTerm2の授業内容について簡単にご紹介します。

気付いたら年も変わりTerm2が開始してしまいましたが、Term1の授業に関する記事の仕掛りがたくさん残ってます・・・笑。更新し始めないと永遠に止まってしまいそうなので、Term1の残りの内容と合わせて、今年も定期的に記事でご紹介出来れば幸いです!

【目次】
1.時間割
2.ワークショップ
3.その他

 

1.時間割

Term1は月-金まで授業がありましたが、Term2は月-木の週4コマカリキュラムです。今期では選択性の授業が1つあり、選択したカリキュラム毎で多少時間割が変わってきます。以下が私の実際のTerm2の時間割です。

  • Technology Entrepreneurship(Mon 10:00-13:00)
    主に、テックをどうやって活用するのか?どうやってテックサイドの人間とコミュニケーションを取る或いはマネージメントするのかの手法を学ぶ講義です。但し、ベースとなる知識が無いとコミュニケーションをとったりすることは難しいので、プログラミング言語(種類と役割)やアジャイル開発の手法、これからも普及していくことが見込まれる技術(AI、VR/AR、Cloud、IoT、Blockchain)についても学びます。個人的に一番楽しみな(学びたかった)授業です!
  • Product Development and Prototyping(Tue 14:00-17:00 )
    この授業では主にプロトタイプの作成方法について学びます。前期のCustomer Development & Lean Startupの授業を通じて、ビジネスアイデアを考えてPPPなどを通じてProblem-Solution Fitを確認してきました。今度はSolutionを実際に具体化し(MVPを作成し)、Product-Market Fitを行っていくことになります。
  • Entrepreneurial Marketing(Wed 12:30-15:30)
    この授業ではStartupの為のマーケティング手法について学びます。MVPなどを用いてどうやってトラクション(InnovatorやEarly AdaptersからEarly Majorityにリーチしていくのか)を獲得していくのかについて学んでいきます。
  • Managing the Growing Firm(Thu 14:00-17:00)
    ビジネスケースが中心の授業で、前期のStrategic Managementの授業に近いです。異なる点は、前期の様に大きな企業(Amazonや小さくてもTransferWise位のメガベンチャー)を扱わず、実在するテック系のスタートアップで急成長しているものの、未だ規模としてはそこまで大きくないものを扱います。ケースの分析を通じて、急成長するハイテクビジネスの起業家がどの様な課題に直面し、それらをどうやって乗り越えようとしているのかを学びます。

Term1は基本的にCanary WharfのLevel38で授業が行われていましたが、Term2は半分はCanary Wharf、残りの半分はBloomsburyのメインキャンパスで行われます。

例によって、全ての授業で課題が結構でます。(一番分量が多いもので8,000字のエッセイがあります、終わるのかしら・・・?)また、上記の必修授業にオプションで様々なワークショップが開催されます。

 

2.ワークショップ

全部で12個のワークショップが用意されており、1回で終わるものもあれば複数回行われるものもあります。1コマは当たり2~3時間の内容です。

  1. Founder Skills Series
    どうやってモチベーションを維持するのか、目標設定と時間管理はどの様に行うのか等、起業にあたってのソフトスキルについて学ぶワークショップ。イメージは7つの習慣に書いてある様な内容を学ぶ感じです。※ここから先のワークショップは記事を書いてる時点では未だ受講していないので具体的に何をやるのかは分かってないです笑。
  2. Cognitive Bias
    認知バイアスについて学ぶワークショップ。
  3. Design Fundamentals Workshop
    showcaseなどでのマーケティング資料のデザインについて学ぶワークショップ。
  4. Pitch Story-telling
    その名の通り、ピッチの仕方について学ぶワークショップ。
  5. Negotiation Workshop
    交渉スキルについて学ぶワークショップ。
  6. Google Adwords Workshop
    Google Adwordsを使ったマーケティング手法について学ぶワークショップ。
  7. Facebook & Instagram Ads Workshop
    こちらは、FacebookやInstagramを使ったマーケティング手法について学ぶワークショップ。
  8. SEO & Content Marketing Workshop
    SEO対策やコンテンツマーケティングについて学ぶワークショップ。
  9. Sales & Biz Dev Workshop
    セールスパイプラインの構築・評価・管理手法について学ぶワークショップ。
  10. Pitch Training Workshop
    こちらは、2月に開催されるPitch Contest前の練習の為に用意されたワークショップ。
  11. Session Creating Impactful Pitch Stories
    ピッチブックの構成やデザインについて学ぶワークショップ。
  12. Activate Your Confidence
    ピッチやQ&Aセッションでの回答の仕方やジェスチャーにフォーカスして学ぶワークショップ。

 

3.その他

今期は、2月の下旬にUCLの中でのピッチコンテスト(ビジネスアイデアをプレゼンしたり、ブースを出展して紹介するイベント)があり、私ともう一人一緒に前期からPPPをやっている仲間と参加します。一応、簡単な審査があり何とか予選は通過することが出来ました。(ビデオで可愛らしいプレゼンを撮って送ってくれた仲間に感謝です笑。)入賞した3組には£1,000の賞金も出るのですが、うちのクラスから通過したメンバーは既に会社を起ち上げプロダクトをローンチしている人たちが大半なので、中々厳しい勝負となりそうです。ですので、2月末までにピッチ資料やショーケース用のチラシの準備や、そもそものビジネスモデルで未だ弱い所がたくさんあるので詰めないといけません。

加えて、冬休み期間中からプログラミングの学習を開始しました。具体的には、テックアカデミーというオンラインでプログラミングが学べる学校が提供するフロントエンドコースを受講しています。こちらは、別途詳細をこちらの記事(プログラミング学習)で紹介していますが、そもそもの受講目的はピッチコンテスト迄に自分でMVP(少なくともイメージを掴んでもらうためのデモサイト)を作るためです。

前期と比べると1コマ少なくなっていますが、結局やることに追い込まれそうですが・・・何とか楽しくやっていきます笑。

 

いかがでしたでしょうか?今期も課題に苦しまされることが予想されますが、なんとか乗り越えていけるように頑張りたいです。次回は個別の授業内容についてご紹介していきます!

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ABOUTこの記事をかいた人

30代前半の元銀行マンです。(ハンズオン型の)投資家になりたいと考えています。その準備として会社を退職して、2019年9月から英国の大学院(University College London)で1年間Entrepreneurshipについて学びます(遠回りなことしているなと思われるかもしれませんが…)。金融関連や海外大学院留学にあたって得られた知識と、留学期間中に得られた知識の備忘録も兼ねて情報発信していければと思います。 【略歴】私大理系卒(物理学専攻)⇨国立大学大学院卒(社会工学専攻)⇨銀行勤務(M&A、資本政策)⇨グループ証券会社出向(エクイティ・キャピタル・マーケット)⇨英国大学院(MSc. Entrepreneurship専攻)⇨ヤフーギグパートナーの事業プランアドバイザー⇨宇宙系スタートアップのファイナンス担当者(現在)、仲間とボードゲーム紹介メディアBOARDも運営中(https://article.board.fan/)