UCL留学-大学院の授業(Term1)概要のご紹介

今回は、UCLでの授業がどの様に行われるのか概要を簡単にご紹介させて頂きます。

【目次】
1.時間割
2.UCL Moodle
3.時間割

 

1.時間割

以下が、私の実際のTerm1時間割です。

Mon 15:00-17:00 English Pronunciation and Public Presentation
Tue 08:30-11:30 Customer Development and Lean Startup
Wed 13:00-16:00 Building High Impact Venture
Thu 12:00-15:00 Strategic Management
Fri 12:00-15:00 Entrepreneurial Finance

基本的に1日1コマ、1授業3時間です。月曜日の英語の授業は私が自主的に受講しているだけなので、他のクラスメートは土・日・月と3連休です。最初にこのスケジュールを見た時は、正直かなり余裕なカリキュラムだなと感じました。(結果、間違っていたのですが…)日本で理系の大学を卒業された方なら授業や実験で月-金(たまに土曜日)日によっては1-7限まで授業ある日も学部1-2年の頃はあったのではないでしょうか?それと比べるとかなり余裕だなと思っていました。

全てのModuleで毎回授業に関連する課題図書(1~3個、各10~50ページのもの)が与えられ、授業前に読む必要があります。それとは別に何等かの課題が出されます。これに私の場合は、授業でよく理解出来なかったこと、そもそも聞き取れなかったことなどをもう一度自宅で毎回復習するという工程が入ります。それでも、日本で働いているときと比べれば勉強するという観点ではずっと余裕がありますが(勉強にかけられる時間は格段に多いので)、とにかく上記工程を各授業につき平均5時間位かかってしまっているので、もっとスピードアップさせないととは思っています。(今更ですが自分の英語力不足を痛感しています…)

2.UCL Moodle

授業に関連する全ての資料(講義スライドや課題図書)や当日の講義録画、課題の提出などは全てMoodle(ムードル)と呼ばれるオープンソースのe-ラーニングプラットフォームによって提供されます。(私が日本で学生の頃にはありませんでしたが、今は日本の大学でも同じ様なシステムがあるんですかね?とても便利です。)

moodle
◆UCL Moodleの画面

 

3.授業の進め方

当然、様々なフレームワークや分析手法についてのレクチャーはありますが、講師が学生に質問する頻度が本当に多いです。また、質問も本当に積極的にみんながします。私の場合は、授業中に質問された内容について答えを考えて挙手・発言する迄の時間がかかる為、他の人が答えてしまう、あるいは単語が分からなくてそもそもの質問内容が理解出来ないということがままあります。

また、授業中にはグループディスカッションする機会がほぼ必ずあり、アジア人やヨーロッパ圏以外の人だとまだ良いのですが、ヨーロッパ圏の人はやはりみな英語が上手で議論のスピードが(私にとっては)とても速いため、着いていくのでやっとで、自分の意見を間で主張するということにとても苦労しています。

自分がある程度知識のあるFinance関連の授業は内容もすぐに理解出来るため、比較的容易に発言することが出来ますが、それ以外はまだまだといった感じです。代わりに、授業後に講師に質問したり、クラスメートに授業後に質問したりして、あの時はそういうことを話してたのかと理解を深めたり、発言出来なかった自分の考えについてどう思うのか確認したりしています。Term1が終了する頃には、今よりも素早く自分の意見を英語で表現出来るように日々もがいています。

次回はいよいよ個別の講義についてご紹介していきます。



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ABOUTこの記事をかいた人

30代前半の元銀行マンです。(ハンズオン型の)投資家になりたいと考えています。その準備として会社を退職して、2019年9月から英国の大学院(University College London)で1年間Entrepreneurshipについて学びます(遠回りなことしているなと思われるかもしれませんが…)。金融関連や海外大学院留学にあたって得られた知識と、留学期間中に得られた知識の備忘録も兼ねて情報発信していければと思います。 【略歴】私大理系卒(物理学専攻)⇨国立大学大学院卒(社会工学専攻)⇨銀行勤務(M&A、資本政策)⇨グループ証券会社出向(エクイティ・キャピタル・マーケット)⇨英国大学院(MSc. Entrepreneurship専攻)⇨ヤフーギグパートナーの事業プランアドバイザー⇨宇宙系スタートアップのファイナンス担当者(現在)、仲間とボードゲーム紹介メディアBOARDも運営中(https://article.board.fan/)