今回は入学してから大分時間が経ってしまいましたが、私が通っているUCLについてご紹介させて頂きます。
【目次】
1.UCLとは
2.UCL School of Managementとは
1.UCLとは
1826年に設立されたイギリスの総合大学です。学部生、大学院生と合わせて約38,000人が在籍しており、ラッセルグループ※の中核を成す大学の一つです。
※イギリスの研究型公立大学24校で構成される大学グループでイギリス国内における大学助成金の2/3以上がこれらの大学に割り当てられているそうです。
これまでに、卒業生や教員から29名のノーベル賞、3名のフィールズ賞受賞者を輩出しており、イギリス及び海外での知名度は高い様です(日本でUCLと言っても知っている方は殆どおりませんでしたが…)。日本も明治維新の頃に、初代内閣総理大臣の伊藤博文を始め、近代日本の礎を築いた人物がイギリスの立憲君主制(結局はドイツのプロイセンに習うことになりますが)をUCLで学んだそうで、キャンパス内にもそれを記録した石碑が残っておりました。当時のイギリスでは宗教や人種の差別が根強く、多くの大学が日本人の受け入れを拒否した中、UCLが受け入れてくれたそうです。
◆University College London
https://www.ucl.ac.uk/
キャンパスはBloomsbury(ロンドン中心部、最寄駅:Euston)とCanary Wharf(ロンドンの東側、第二の金融街)にあります。基本的に、School of Management(所謂ビジネス関連のコース)の授業がCanary Wharfで行われ、それ以外はBloomsburyで行われます。
2.UCL School of Managementとは
UCLの中でもビジネスに特化したコースが集まった学部です。大きくはManagement、Business Analytics、Finance、Entrepreneurshipの4つに分けられます。今年の入学生は合計500名で、Managementが約250名と最大勢力を誇り、残りの250名を3つのコースで凡そ均等に割った様なイメージです(Entrepreneurshipで私を含め85名が入学しました)。入学式で紹介があったのですが、今年は約7,000名の出願があった中での500名なので、倍率14倍と中々の競争率でした。また、学生の国籍も88か国(うろ覚えですが)とかなりの多様性に富んでおり、年齢も21歳~40代後半と幅広く、男女比はほぼ1:1でした。
そんな中、一番多い人数を占めるのは、イギリスやヨーロッパの国ではなく中国でした。一方で、日本人は3名(もしかするともう少しいるのかもしれませんが…)と圧倒的なマイノリティーです笑。Entrepreneurshipのコースに関しては初めての日本人の学生だそうです(そんな中で、私含め今年は2人も日本人がいるので、Program Directorから驚かれました)。中国人の友人に聞いた所、UCLはQS World Rankingで上位に入り、他のイギリスの大学(Cambridge、Oxford、LSE、ICL)と比べ募集人数も多く入りやすい為、かなり人気なのだとか(実際にUCLの受験生の半数近くが中国人とのこと)。中国で大手の会社で職を見つけようとすると、何等かのRankingでTop10入りしないと難しいのだとか。いやはや、人口約14億人(世界人口の1/6以上)もいる中で競争となると、相当大変なのだろうなと話を聞いていて感じました。
◆QS World Ranking
https://www.topuniversities.com/university-rankings/world-university-rankings/2020
◆School of Managementのサイト
https://www.mgmt.ucl.ac.uk/
思った以上に忙しく(私の英語力の問題だと思いますが)、全然タイムリーに更新出来ておりませんが、次回は私が所属するEntrepreneurshipのコースについてご紹介させて頂きます。
◆次の記事を読む!(UCL MSc.Entrepreneurshipのご紹介)
Yuさん
はじめまして。コメント失礼致します。
UCLのentrepreneurshipを目指しアプリケーション準備をしており、Yuさんのブログを拝見させていただきました。
ぜひYuさんのご経験やプログラムについて直接お話をお伺いさせてきただきたいのですが、可能でしょうか。
お忙しいところ大変恐縮です。何卒よろしくお願い申し上げます。
Uenoさん、
コメントありがとうございます。
ご提示頂いたOutlookのアドレスにご返信したので、お手すきの際にご確認下さい。
Yu