UCL留学-講義-Managing the Growing Firm(MGF)①(講義概要)

今回は、Term2から始まったManaging the Growing Firmの授業についてご紹介します。

今回は、Term2の授業の一つであるManaging the Growing Firmの講義概要や担当講師、課題などについてご紹介します。

【目次】
1.担当講師
2.講義概要
3.課題と評価

 

1.担当講師

Adam Daviesという方が講師を務めます。Adamは、7社のスタートアップの起ち上げに携わった経験を持ち(内訳は不明ですが計$21Mを調達)、8社(内4社はスタートアップ)のアドバイザーを務めます。一方、London Business SchoolのCourse DirectorやIndian School of Businessの客員教授などの顔を持ちます。正にスタートアップと教育分野両方での豊富な経験を兼ね備える人物です。

adam
◆彼がAdamです。

 

2.講義概要

講義の目的は、
  • 経営についての理解
  • 成長の壁・課題についての理解
  • ハードスキル(フレームワークや理論の使い方)の習得
  • ソフトスキル(起業家としてのマインドセット)の習得
  • の4点です。

    また、毎回の講義は
    • ケース分析
    • ゲストスピーカーによる講義orワークショップ
    • フレームワーク等に関する講義
    の3つのパートに分けられます。

    ケーススタディはB2B、B2C、B2B2Cのビジネスモデルを全てを含み、early-middle stageの企業が対象となります。

    講義を通じて共通して使用するコアとなる4つのコンセプトがあり、それらを基本として毎回ケース分析を行うことになるそうです。

    1. Causatory Venn
    2. IntEx Framework
    3. 4 Key Barriers
    4. Growth Strategy

    初回の授業はこれらのフレームワークについてまず学ぶこととなります。各々の詳細については次回の記事で触れていきます。 

    3.課題と評価

    毎回の授業で一つケースを扱うことになるので、該当ケースとそれに関連した論文等を読み込むことが事前課題となります。評価自体は、ケース分析のエッセイが2つ(各々25%)と5人のグループで実在する(売上が£500K以上の)スタートアップを1社選び、実際にその会社の経営者にインタビューを行い、Management Report(課題分析と提言を纏めたようなもの)を作成する課題(50%)の計3つです。

    いかがでしたでしょうか?次回は講義内容の詳細について触れていきます。

    ◆次の記事を読む!(MGFフレームワーク)

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ABOUTこの記事をかいた人

30代前半の元銀行マンです。(ハンズオン型の)投資家になりたいと考えています。その準備として会社を退職して、2019年9月から英国の大学院(University College London)で1年間Entrepreneurshipについて学びます(遠回りなことしているなと思われるかもしれませんが…)。金融関連や海外大学院留学にあたって得られた知識と、留学期間中に得られた知識の備忘録も兼ねて情報発信していければと思います。 【略歴】私大理系卒(物理学専攻)⇨国立大学大学院卒(社会工学専攻)⇨銀行勤務(M&A、資本政策)⇨グループ証券会社出向(エクイティ・キャピタル・マーケット)⇨英国大学院(MSc. Entrepreneurship専攻)⇨ヤフーギグパートナーの事業プランアドバイザー⇨宇宙系スタートアップのファイナンス担当者(現在)、仲間とボードゲーム紹介メディアBOARDも運営中(https://article.board.fan/)