今回はTerm2から始まったTechnology Entrepreneurshipの授業概要についてご紹介します。
今回は選択授業の一つであるTechnology Entrepreneurshipについてご紹介します。初回は、担当講師や講義概要、課題について触れます
1.担当講師
選択コースの一つです。この他にFinTech、Retailのテーマがあり、生徒はその中から一つを選択して受講します。3つの中では一番人気だったコースです。
担当講師のAlec Sandersonという方が務めます。Alecは、元々は航空電子工学を学び、航空会社のソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタートさせたそうです。7つの事業の起ち上げに携わり、R&Dヘッドなどを経験し、直近はLSE(ロンドン証券取引所)上場の会社のCTOを務めているそうです。その他にもテックセクターの社外取締役やテック関連のコンサルタンとして幅広く活動されています。ただし、大学で教鞭をとるのは今回が初めてだそうです。
2.講義の目的
講義の大目的はテックのバックグラウンドを持っていない人間が、テック領域で起業するために、始め方やスケール仕方について知識を習得し、また個々の最新テクノロジーについて理解を深めることです。
授業を通じてAI、IoTやロボティクス分野のEmerging Technologyについて学びます。また、コーディングについても授業では触れるそうですが、実際にコーダーになるという訳ではなく、どんな言語が存在し、あるサービスにはどの言語が適しているのか、開発を進める上での便利なOpen Source、APIを知識として得ることが主だそうです。加えて、仕様書の作り方やデザイン(UI/UX、Gamification)について学びます。
これら講義で学んだ知識を基に、エンジニアと適切にコミュニケーションをとり、チームアップできるような起業家になることが求められるアウトカムとなります。
最初のイントロダクションで以下の統計(2015-18間のテック投資額の上位20都市)が示されました。結構有名な統計ですが、世界の投資の半分近くが米国の都市(San FranciscoやRaleighなど)に集中し、それにだいぶ差はあるものの中国(Beijing)が追い付こうとしている状況です。それ以外の都市は上位2国と比べるとどんぐりの背比べですが、インド・英国などが追随します。アジアだと中国以外では韓国(Seoul)がランクインしています。
残念ながら、日本の都市は圏外です。ミジンコの様なものですが、この授業を通じて学んだことを活かして、日本のテックセクターがもっと活気づくことに貢献できるように頑張りたいと思いました!
3.課題と評価
3人1組のグループを作り、そのグループに基づいて課題を行います。全部で3つの課題があります。
- グループワークに基づいた1,000字のエッセイ(20%)
- グループワークに基づいた1,200字のエッセイ(30%)
- グループでのプレゼンテーション(50%)
いかがでしたでしょうか?次回は講義内容について触れていきます。
◆次の記事を読む⇒Technology Entrepreneurship②(システム開発)
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